2026/02/21 22:51

よもぎの力と免疫のしくみを解説します

「また風邪をひいてしまった…」
「季節の変わり目はいつも体調を崩す」

そんな不安から「お灸は免疫にいいらしい」と調べたものの、情報が多すぎて何が本当かわからない。そんな方のために、研究で分かっていることと、まだ分かっていないことを整理しながら、無理なく続けられるセルフケアの考え方をまとめました。


そもそも「免疫力」って何?

免疫とは、体の中に入ってきたウイルスや細菌をやっつける“防衛チーム”のことです。

たとえば
・T細胞:攻撃の司令塔
・NK細胞:感染した細胞を素早く攻撃
・マクロファージ:細菌を食べる最前線部隊

これらがバランスよく働くことで、私たちは風邪などから守られています。

大切なのは「強さ」よりも「バランス」。
強すぎても、アレルギーのようなトラブルが起きることがあります。


お灸って何をしているの?

お灸は、ツボにじんわりとした熱刺激を与える伝統的な養生法です。
原料は「よもぎ」を乾燥・精製したもぐさ。

よもぎには抗酸化作用や抗炎症作用が報告されている成分が含まれています。ただし、燃やしたあと体内でどう働くかは、まだ研究途中の部分もあります。

つまり「万能薬」とは言えませんが、昔から使われ続けてきた理由はある、という段階です。


お灸は免疫に影響するの?

研究では次のような報告があります。

・T細胞やNK細胞の数値が変化した
・免疫バランスの指標が改善した
・動物実験ではマクロファージが活性化した

一方で、
「風邪を確実に防ぐ」と言えるほどの明確な証拠はまだありません。

ある臨床試験では、お灸グループで風邪が少ない傾向は見られましたが、決定的とは言えない結果でした。

つまり現時点では、

✔ 免疫細胞に何らかの影響を与える可能性はある
✔ 安全性は高い
✔ でも“絶対に風邪を防ぐ”とは言えない

というのが正直なところです。


どう取り入れればいい?

お灸は「薬の代わり」ではなく、体を整える習慣の一つ。

初心者なら
・足三里(膝の下)
・大椎(首の後ろ)
・関元(おへその下)

などがよく使われます。

週2〜3回から始め、体の変化を観察してみましょう。
熱ければすぐ外す。無理をしない。それが基本です。

そして忘れてはいけないのが、
睡眠・食事・ストレス管理。

免疫は生活全体で決まります。お灸はその“補助役”です。


まとめ

・お灸は免疫バランスに影響する可能性がある
・風邪を完全に防ぐと断言はできない
・安全性は高く、セルフケアとして取り入れる合理性はある
・生活習慣と組み合わせてこそ意味がある

体の小さなサインに早めに気づくこと。
それがセルフケアの出発点です。

「なんとなく冷えている」
「少し疲れている」

そんなとき、そっと温める。
お灸は、そのためのやさしい選択肢のひとつです。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。症状が強い場合や不安がある場合は、医療機関にご相談ください。

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